矯正治療が
初めての方へ
Beginner's Guid Orthodontic Treatment
矯正治療を初めて受ける方は、痛みや治療中のトラブルなど
不安なことがたくさんあるのではないでしょうか。
治療期間や費用もかかるため、なかなか治療に
踏み切れない方もいるでしょう。
そんなお悩みを抱えた方たちが、最終的に
「周囲の人たちを幸せにできる自信のある笑顔」で
過ごしていただけるよう、お手伝いいたします。
矯正治療とは?What is Orthodontic Treatment?
矯正治療を検討される方の多くは、その「見た目」を気にして綺麗に整えたいと考えているのではないでしょうか。しかし、矯正治療は大前提として「機能的で健康的な歯列」へ整えることを目的としています。噛み合わせや歯並びを正しい位置へ導くことで、審美的な問題も改善されるのです。
矯正治療の専門医についてAbout orthodontic specialists
現在の日本では、歯科医師免許を取得していれば誰でも矯正治療を行うことができます。しかし、当然ながら矯正治療を行うには専門知識や技術が必要です。また、歯学大学を卒業するだけでは、矯正治療に関する十分な知識が得られません。そのため、本当の「矯正医」になるために、歯学大学を卒業して歯科医師免許を取得した後、歯科矯正学の大学院へ進んでさらに4~5年間の教育を受ける歯科医師もいます。
そんな矯正医の中でも、より専門性が高いのは「指導医」「認定医」「専門医」と呼ばれる矯正医です。最も深い知識と高い技術を有しているのは「専門医」で、厳しい審査基準をクリアした矯正医に与えられる資格です。専門医は、全国に約3,000人ほどの矯正医がいるのに対し、専門医は約450人ほどしかいません。これは、歯科医師全体(約10万人)の中で3%ほどの人口です。
矯正治療専門歯科医院と
総合歯科医院Orthodontic clinic and General dental clinic
歯科医院には、「一般歯科(総合歯科)」「矯正歯科」などのように、それぞれの専門分野に特化した歯科医院があります。たとえば、一般歯科(総合歯科)では主に虫歯や歯周病・入れ歯・インプラント治療など、歯科診療全般を総合的に行っています。矯正歯科では、矯正医が在籍し難症例にも対応した矯正治療を専門的に行い、虫歯や歯周病治療は行っていないとことがほとんどです。
矯正治療を受けるのであれば、矯正医が在籍している「矯正歯科」へ通うのが望ましいですが、一般歯科(総合歯科)に矯正医を招いて治療を提供しているケースもあります。その場合は矯正治療を受けながら、虫歯や歯周病などの治療を同じ医院で受けられるメリットがあるといえるでしょう。
矯正治療のメリット
Benefits of orthodontic treatment
Merit
矯正治療のメリットは、見た目の改善だけではありません。歯並びが整うことで、
機能的で健康的な歯並び・噛み合わせへ改善され、精神面でも良い影響を与えます。
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Merit 01
見た目の改善
矯正治療を受けて歯並びを綺麗に整えることで、多くの方が悩んでいる見た目の問題が改善されます。人の第一印象は3秒で決まり、後の印象に残りやすいといわれています。中でも、口元はお顔の印象を大きく左右させる部分です。矯正治療で口元を綺麗に整えることで、これから出会う多くの方に良い印象を与えられるようになるでしょう。
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Merit 02
機能性の改善
歯並びが悪いと、バランスよく食べ物が噛めません。噛み切る力や咀嚼力が落ちてしまうため、食べ物を大きな塊のまま飲み込むことになり、胃腸に負担がかかります。また、前歯がしっかりと噛み合っていないと息が漏れてしまい、うまく発音できないことがあります。矯正治療をすることで正しい噛み合わせとなり、お口本来の機能を取り戻すことができるでしょう。
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Merit 03
心理的な改善
極端な出っ歯や受け口、デコボコした歯並びは、美しい印象を与えることが難しくコンプレックスに感じている方も少なくありません。人の目が気になり歯を見せて笑うことや、自分の感情を表現することができない方もいるでしょう。口元がすっきりすることで笑顔に自信が持てるようになり、明るく前向きな気持ちで過ごせるようになります。
矯正治療の
デメリット・リスク
Disadvantages and risks of orthodontic treatment
Disadvantage
・risk
矯正治療は、少なからず歯や歯茎に負担がかかってしまう治療のため、
いくつかのデメリットやリスクが存在します。
- 1.装置によって清掃性が悪くなり
虫歯や歯周病リスクが高まる - 2.歯を動かすことで歯根が
吸収されて短くなることがある
(歯根吸収) - 3.歯を動かすことで歯茎が
下がることがある(歯肉退縮) - 4.治療の初期段階では痛み・
不快感を覚えることがある
症例やそれぞれの感じ方によって程度は異なりますが、治療を開始する前に十分な説明を行いますのでご安心ください。
【対象年齢】
矯正治療は
子どもだけではなく
大人も出来ます
Children Adults can do it too
矯正治療は子どもがする治療と考えている方はいませんか?永久歯が生えそろっている大人でも矯正治療が可能です。歯並びや噛み合わせでお悩みの方は、年齢や症状にかかわらず一度ご相談ください。
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Target age 01
子どもの矯正
(混合歯列・小児矯正)子どもの矯正治療は、永久歯が生えそろう前に行います。乳歯と永久歯が混合している時期に治療(一期治療)を行うため、歯並びを整える目的ではなく「顎の成長のコントロール」「歯列の拡大」「悪習慣の改善」などを主な目的としています。歯ではなく顎や歯列そのものにアプローチする矯正装置が多く、取り外し可能な装置をメインに使用します。
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Target age 02
中学生以降(大人)の
矯正(成人矯正)永久歯が生えそろった中学生以降の矯正治療(二期治療)は、成人の矯正治療と同じ扱いとなります。歯並びや噛み合わせを整える「歯の移動」が主な目的です。一つひとつの歯にアプローチする装置を使用し、少しずつ歯を動かしながら正しい歯並びや噛み合わせへ導きます。子どもの矯正とは異なり、顎の成長を利用した治療が行えないため、症例によっては抜歯が必要なケースもあります。
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Target age 03
40歳からの矯正
(中・高齢者の矯正治療)成人の矯正治療と同じように、「歯の移動」を目的とした矯正治療を行います。ただし、40歳以降になると知らない内に歯周病が進行していたり、過去に治療した虫歯が再発していることが少なくありません。歯茎や歯を支えている骨の状態が良好でない場合は、矯正治療を受けられない可能性が高まります。
また、年を重ねるほど代謝が落ちてしまうため、歯の移動に時間がかかることが考えられます。年齢が若いころに比べると、デメリット・リスクが多くなるケースもありますが、健康なお口を維持できるようになることを考慮すると、矯正治療は大きなメリットがあるといえるでしょう。
様々な症例にも
矯正治療が可能です
Actual cases and treatment plans
Typical case
代表的なケース
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Case 01
叢生(そうせい)
叢生(そうせい)とは、八重歯や乱ぐい歯などのデコボコした状態の歯ならびを指します。顎が十分に成長せず、歯がきれいに並ぶスペースが確保できなかったことが主な原因です。乳歯のころはきれいな歯並びであっても、永久歯に生え変わってから歯並びが乱れ始める場合もあります。
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Case 02
上顎前突(出っ歯)
上顎前突(出っ歯)とは、奥歯でしっかり噛み合わせた際に上顎の前歯が大きく前突している歯並びを指します。上下の顎の骨の位置にずれがある場合(骨格性)や、前歯の生える方向が悪い場合(歯性)、幼少期の悪習慣が原因と考えられます。
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Case 03
下顎前突(受け口)
上顎前突(出っ歯)とは、奥歯でしっかり噛み合わせた際に上顎の前歯が大きく前突している歯並びを指します。上顎前突と同じように、上下の顎の骨の位置にずれがある(骨格性)ことや、前歯の生える方向の異常(歯性)、幼少期の悪習慣が原因と考えられます。
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Case 04
開咬
開咬とは、奥歯を噛み合わせた際に上下の前歯が噛み合わず隙間ができてしまう噛み合わせを指します。上下の顎の位置に異常がある場合や、悪い舌癖、幼少期の指しゃぶりなどが原因として考えられます。
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Case 05
正中離開(すきっ歯)
正中離開は、すきっ歯と呼ばれる空隙歯列の一種で、上顎の真ん中(正中)に隙間がある歯並びを指します。正中離開の原因はさまざまで、悪い舌癖によって歯が押し出されて隙間ができるケースや、上唇小帯という粘膜から歯茎にかけてみえる筋に異常があるケースなどが考えられます。
矯正治療の方法
Why we can solve your problem
当院では、リンガル矯正(裏側矯正)、インビザライン(マウスピース矯正)での矯正治療を中心に行っております。ご希望に合わせてブラケット矯正や部分矯正による矯正治療も提案しておりますので、ご希望がある場合はお気軽にご相談ください。
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Method 01
ブラケット矯正
(表側矯正)ブラケット矯正は、100年以上の歴史がある最も一般的な矯正方法です。一つひとつの歯に小さなブラケットと呼ばれる装置を取りつけ、そこにワイヤーを通して歯を動かします。従来の目立ちやすい金属タイプの他にも、クリアブラケット(透明の装置)や、ホワイトワイヤー(白色コーティングのワイヤー)などがあり、審美面にも配慮した治療が可能です。
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Method 02
リンガル矯正
(裏側矯正)リンガル矯正は、ブラケットとワイヤーを歯の裏側に装着して歯を動かす矯正方法です。装置が目立ちにくい歯の裏側に付くため「見えない矯正」とも呼ばれ、矯正治療中も装置によって口元の印象が変わることはありません。周囲の人に気づかれたくない方や、職業柄目立つ装置での治療を受けられない方でも安心です。
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Method 03
部分矯正
部分矯正は、ブラケット矯正やリンガル矯正の技術を活かし、気になる一部分だけに装置を取りつけて歯を動かす矯正方法です。「気になるのは前歯だけ」「1本だけ飛び出ている歯を引っ込めたい」などの症例に適しており、全顎矯正に比べて短期間で完了するケースがほとんどです。結婚式や大切な記念撮影までに歯並びを整えたい方など、短期間での治療が可能です。
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Method 04
インビザライン
(マウスピース矯正)インビザライン(マウスピース矯正)は、形の異なる透明なアライナー(マウスピース)を順番に交換しながら装着し、少しずつ歯を動かします。アライナーはいつでも自分で取り外すことが可能で、食事や歯磨きもこれまでと同じように行えます。矯正中の見た目が気になる方や、固定式の矯正装置に抵抗がある方でも挑戦しやすい治療法といえるでしょう。
矯正治療の期間
Duration of orthodontic treatment
症例や使用する矯正装置によって、
治療期間が異なります。
全顎矯正であれば2年ほど、部分矯正では
6ヶ月~1年ほどで歯並びが改善されます
当院では、治療期間を短縮した矯正治療も行っておりますので、大切な予定が
迫っている方や、短期間で治療を終わらせたい方もお気軽にご相談ください。
矯正治療の費用
Cost of orthodontic treatment
当院では、契約時に保定終了までにかかる総額を
ご提示いたします。治療が終わるまで
「トータルでいくらかかるのか分からない」
という不安なく始めていただけます。
- ■部分矯正
- 35~58万円(税込)
- ■ブラケット矯正
(表側矯正) - 77~93.5万円(税込)
- ■リンガル矯正
(裏側矯正) - 135~146.3万円(税込)
- ■ハーフリンガル矯正
(上顎だけ裏側矯正) - 102~113.3万円(税込)
- ■インビザライン
- 66~99万円(税込)
矯正治療の費用には、毎月の調整料も含まれております。そのため、治療が長引くほど費用がかさむという心配がありません。また、デンタルローン、クレジットカード決済、分割払いも可能です。お支払い方法でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
矯正治療の流れ
Flow of Orthodontic treatment
当院では、治療を開始する前に十分なカウンセリングの時間を設けております。無理に治療を勧めるようなことは、一切致しませんので安心してご相談ください。
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Step 01
カウンセリング
矯正治療をご検討されている方は、まずは無料カウンセリングをご利用ください。一人ひとりのお悩みや矯正治療に関するご質問などを丁寧にお伺いします。簡単な口腔内診査を行った後、矯正方法・装置・費用・期間などについて、おおまかにご説明いたします。セカンドオピニオンも随時行っておりますので、「とりあえず話だけ聞きたい」という方もお気軽にご利用ください。
-
Step 02
精密検査
治療計画を立てるための、精密検査を行います。口腔内写真撮影や歯型の採取、レントゲン撮影などを行い、矯正治療に必要な情報を採取します。それらを基に、口腔内の状況やライフスタイルを考慮した一人ひとりに最適な治療計画を作成します。
-
Step 03
診断結果の報告
精密検査の結果や作成した治療計画を、分かりやすくご説明いたします。患者さんのご希望や口腔内の状況に応じて、最適な治療法をご提案いたしますので、気になることがあれば小さなことでもご相談ください。また、矯正治療の前に必要な治療(虫歯や歯周病、抜歯など)がある場合は、これらの処置についてもご説明いたします。
-
Step 04
矯正治療開始
治療内容にご納得いただけましたら、矯正治療スタートです。矯正装置が装着された後は月に1度来院していただき、装置の調整や口腔内の状況を確認します。インビザラインで治療を進める方は、管理方法や装着の練習、注意事項などをご説明し、4~6週間に1度ほどのペースで来院いただきます。
-
Step 05
治療終了&保定(アフターケア)
正しい歯列へ整ったら、保定期間に入ります。力を加えて動かした歯は元の位置に戻ろうとする働きがあり、綺麗な歯並びを維持するために保定装置を装着していただきます。その後、口腔内の状態を確認しながら徐々に装着時間を減らし、最終的に睡眠時だけの装着へ切り替えます。
保定期間は最低1年ほどですが、3~4ヶ月に1度は定期健診へお越しいただき噛み合わせの確認を行います。保定期間を終えた後も、歯科に関するお悩みはいつでもお気軽にご相談ください。
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Step 01
カウンセリング
矯正治療をご検討されている方は、まずは無料カウンセリングをご利用ください。一人ひとりのお悩みや矯正治療に関するご質問などを丁寧にお伺いします。簡単な口腔内診査を行った後、矯正方法・装置・費用・期間などについて、おおまかにご説明いたします。セカンドオピニオンも随時行っておりますので、「とりあえず話だけ聞きたい」という方もお気軽にご利用ください。
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Step 02
精密検査
治療計画を立てるための、精密検査を行います。口腔内写真撮影や歯型の採取、レントゲン撮影などを行い、矯正治療に必要な情報を採取します。それらを基に、口腔内の状況やライフスタイルを考慮した一人ひとりに最適な治療計画を作成します。
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Step 03
診断結果の報告
精密検査の結果や作成した治療計画を、分かりやすくご説明いたします。患者さんのご希望や口腔内の状況に応じて、最適な治療法をご提案いたしますので、気になることがあれば小さなことでもご相談ください。また、矯正治療の前に必要な治療(虫歯や歯周病、抜歯など)がある場合は、これらの処置についてもご説明いたします。
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Step 04
矯正治療開始
治療内容にご納得いただけましたら、矯正治療スタートです。矯正装置が装着された後は月に1度来院していただき、装置の調整や口腔内の状況を確認します。インビザラインで治療を進める方は、管理方法や装着の練習、注意事項などをご説明し、4~6週間に1度ほどのペースで来院いただきます。
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Step 05
治療終了&保定
(アフターケア)正しい歯列へ整ったら、保定期間に入ります。力を加えて動かした歯は元の位置に戻ろうとする働きがあり、綺麗な歯並びを維持するために保定装置を装着していただきます。その後、口腔内の状態を確認しながら徐々に装着時間を減らし、最終的に睡眠時だけの装着へ切り替えます。
保定期間は最低1年ほどですが、3~4ヶ月に1度は定期健診へお越しいただき噛み合わせの確認を行います。保定期間を終えた後も、歯科に関するお悩みはいつでもお気軽にご相談ください。
矯正治療に関する
よくある質問
Frequently Asked Questions
矯正期間はどのくらいかかりますか?
歯を動かして歯並びや噛み合わせを整える治療期間は、一般的に2年ほどです。その後、動かした歯を保定する期間は、治療にかかった期間と同じくらいの時間が必要です。治療から保定までトータルすると、一般的に4年ほどかかるでしょう。
症例や使用する矯正装置によって治療期間が異なるため、ますはお気軽にご相談ください。治療を完了させたい時期がある場合でも、できるだけご希望に沿う治療計画をご提案いたします。
インビザラインは誰でも受けられますか?
インビザラインは、骨格に問題のある噛み合わせや、歯周病が進んでいるような症例では適用できない可能性があります。また、矯正治療ではなく、他の治療法が最適と判断する場合もございます。まずは歯科医師による診断が必要なため、お気軽に無料カウンセリングをご利用ください。
大人になってからの矯正治療にデメリットはありますか?
矯正治療は、口腔内を大きく変化させる可能性のある歯科治療です。そのため、子どもであれ大人であれ、少なからずデメリットやリスクは存在します。
たとえば、人前にでる機会が増える大人の矯正治療では、装置による見た目の問題が挙げられます。外食時に食べ物が詰まることが気になり、心から食事を楽しめないこともあるでしょう。
当院では、装置が見えないリンガル矯正(裏側矯正)や、目立ちにくく取り外し可能なインビザライン(マウスピース矯正)を中心に行っております。その他の矯正装置も取り扱っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
矯正治療で抜歯や歯を削る必要がありますか?
矯正方法にかかわらず、抜歯や歯を削る処置が必要な症例もあります。健康な歯を抜くことや削ることに抵抗のある方は、カウンセリング時にお気軽にお申し付けください。可能な限りご希望に沿った、最適な治療計画をご提案いたします。
矯正治療中に食事制限はありますか?
矯正方法・装置によって異なります。
ブラケット矯正(表側矯正)やリンガル矯正(裏側矯正)では、歯に固定式の装置を取りつけるため、硬いものや粘着性のある食べ物は装置の脱離につながるため控えていただく必要があります。
インビザライン(マウスピース矯正)では食事制限がなく、これまでと同じような食事を楽しんでいただけます。ただし、間食をする方は時間の制限があるかもしれません。インビザライン(マウスピース矯正)では、1日の装着時間が決められているため、間食のたびに装置を取り外していると思うように歯が動かない可能性があります。