Supported cases / 02
下顎前突
(受け口)
悪い歯並びや噛み合わせのことを「不正咬合」といいます。下顎前突(受け口)は横から見るとしゃくれたような印象を与える噛み合わせで、審美面・機能面で問題を引き起こしてしまいます。
下顎前突
(受け口)とは?
What is dense growth?
下顎前突(受け口)は、奥歯で噛み合わせた際に、下の歯や顎が前方に突き出している状態の不正咬合です。「反対咬合」「下顎前突症」などと呼ばれることもあり、食べ物をうまく咀嚼できなかったり、発音が不明瞭で聞き取りにくいなどの悩みの原因となることがあります。
下顎前突(受け口)の
原因
Causes of Bad Teeth
顎の大きさのバランスが悪いと下顎前突になりやすく、上顎が小さいもしくは下顎が大きいことが主な原因として考えられます。骨格に異常はないが、歯の生え方によって下顎前突になっていることもあります。
また、下顎前突は遺伝による要因も大きく関係しています。親族や家族に下顎前突の方が多いと遺伝の要因が大きく、矯正治療だけで改善することが難しいケースがあります。
下顎前突(受け口)を
放置するリスク
Risk of neglect
下顎前突は、成長と共に治療が難しくなることが考えられるため、早めに相談して治療を開始することが大切です。
下顎前突を放置してしまうと、歯や歯周組織がダメージを受けて虫歯や歯周病にかかりやすくなります。また、本来の位置とは異なる場所で噛み合っているため、奥歯や顎への負担が大きく、早期に自分の歯を失う可能性が高くなるでしょう。
下顎前突(受け口)は
矯正で治療可能です
Orthodontic treatment is available
下顎前突(受け口)の改善には、矯正治療が有効です。顎の成長を利用できる子どものうちに治しておくと、将来的に外科手術を伴う矯正治療を避けられる可能性が高くなります。
矯正方法・装置にはいくつかの種類があるため、歯並びでお困りの方はお気軽にご相談ください。
下顎前突(受け口)の
症例
List of cases above
症例対応一覧
Actual cases and treatment plans
不正咬合は、下顎前突(かがくぜんとつ)以外にもいくつかの種類があります。
当院では、さまざまな不正咬合の治療に対応しています。
口元のトラブルで気になることやお困りなことがあれば、お気軽にご相談ください。
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Case 01
叢生(そうせい)
叢生(そうせい)とは、八重歯や乱ぐい歯などのデコボコした状態の歯ならびを指します。顎が十分に成長せず、歯がきれいに並ぶスペースが確保できなかったことが主な原因です。乳歯のころはきれいな歯並びであっても、永久歯に生え変わってから歯並びが乱れ始める場合もあります。
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Case 02
上顎前突(出っ歯)
上顎前突(出っ歯)とは、奥歯でしっかり噛み合わせた際に上顎の前歯が大きく前突している歯並びを指します。上下の顎の骨の位置にずれがある場合(骨格性)や、前歯の生える方向が悪い場合(歯性)、幼少期の悪習慣が原因と考えられます。
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Case 03
下顎前突(受け口)
上顎前突(出っ歯)とは、奥歯でしっかり噛み合わせた際に上顎の前歯が大きく前突している歯並びを指します。上顎前突と同じように、上下の顎の骨の位置にずれがある(骨格性)ことや、前歯の生える方向の異常(歯性)、幼少期の悪習慣が原因と考えられます。
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Case 04
開咬
開咬とは、奥歯を噛み合わせた際に上下の前歯が噛み合わず隙間ができてしまう噛み合わせを指します。上下の顎の位置に異常がある場合や、悪い舌癖、幼少期の指しゃぶりなどが原因として考えられます。
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Case 05
正中離開(すきっ歯)
正中離開は、すきっ歯と呼ばれる空隙歯列の一種で、上顎の真ん中(正中)に隙間がある歯並びを指します。正中離開の原因はさまざまで、悪い舌癖によって歯が押し出されて隙間ができるケースや、上唇小帯という粘膜から歯茎にかけてみえる筋に異常があるケースなどが考えられます。